日本火山学会は、イタリア火山学会 (Associazione Italiana di Vulcanologia) と研究協力協定に関する覚書を締結しました。この協定は、国内に多くの活動的火山を有する日本とイタリアの火山学会が、火山学に関連する学術研究、火山防災、教育・人材育成、アウトリーチおよびそれらに関する様々な国際的な活動について、相互に協力してゆくことを目的とするものです。
この協力協定の締結は、日本-イタリアの国交樹立150周年事業の一環として、在日本イタリア共和国大使館・在イタリア日本国大使館の協力のもとに行われました。覚書の署名式は2016年12月16日にイタリア・ローマ市の在イタリア日本国大使館会議室にて行われ、井口正人日本火山学会会長と Guido Giordano イタリア火山学会会長がそれぞれ本協定の意義について演説したのち、覚書に署名交換しました。また、IAVCEI の事務局長である Roberto Sulpizio 教授（バーリ）大学、イタリア地質学会を代表して Massimo Matti 教授（ローマ第三大学）、日本国大使館から安藤公使から祝辞を頂戴しました。
本協力協定に基づく具体的な協力プログラムとして、両国におけるシンポジウム等研究集会の開催、両国における野外調査や人材派遣時の受け入れ協力、学生教育プログラムにおける協力、サマースクール等への講師の招へいや参加者の受け入れなど様々な分野にわたる事業を予定しています。
研究協力協定に関する覚書（2016年12月16日締結）
