日本火山学会賞 (Volcanological Society of Japan Award)
第01号 鹿児島県
受賞対象
「火山活動にかかわる学者、防災行政関係者、住民の融合と火山との共生」
授賞理由
鹿児島県が1988年に開催した鹿児島国際火山会議は、火山学だけでなく様々な分野の研究者や行政関係者、防災関係者、火山周辺の住民等か火山活動の社会に与える影響について議論した世界で初めての国際フォーラムである。 これを契機に認識された火山学と社会との関わりの重要性が、Cities on Volcanoes に引き継かれ、2007年11月に再び日本へ戻り、第5回目の Cities on Volcanoes が島原市で開催されることから、鹿児島県が開催した鹿児島国際火山会議は、 日本や世界の火山学の発展へ大きく貢献していると判断される。また、鹿児島県は官民住民か一体となった火山災害対策に一貫して取り組んできていることから日本火山学会賞を受賞するに値する。