日本火山学会論文賞 (Best Paper Award)
第08号 下司信夫・他
対象論文
下司信夫・小林哲夫 (2006) 鹿児島県口永良部島火山最近3万年間の噴火活動.
火山,
51 (1), 1-20.
doi: 10.18940/kazan.51.1_1.
授賞理由
活発な活火山でありながらこれまで地質構造や噴火史などの詳細が明らかでなかった口永良部島火山について、詳細な地質調査を行い、新たな山体区分やテフラ層序の確立、噴火活動の特徴などを明らかにした。同火山に対する理解を飛躍的に高めており、火山学的にも防災面からも意義ある成果であり、今後の噴火活動の予測や防災に役立つと考える。